細胞の増殖と死の違い


(1) 細胞の死とは

細胞は酸化還元反応を繰り返している。そして、細胞の死とは酸化還元反応の停止をいう。

細胞は、大きい順にウイルス、細菌、真菌となっており、ウイルス、細菌は、酸化還元反応を持っているが、真菌は酸化反応ではなく、ホウ素を半導体として電子を受け入れている。

タンパク質は、カルボキシル基を持つアミノ酸の結合変化による酸化還元反応であり、血液では呼吸による酸化還元反応である。

体内の酸化還元反応は中立の状態が正常であり、酸化反応の機能が低下すると、還元反応が高くなり、還元反応の機能が低下すると酸化反応が高くなる。

ただし、細胞内の酸化反応には限界値があり、それを超えると還元反応も停止する。還元反応も同じで、限界値を超えると、酸化反応も停止する。この状態が細胞の死である。

細胞内のタンパク質の酸化還元反応が停止したときの症状は臓器不全で、血液の酸化還元反応が停止すれば末端の細胞組織が停止する。

(2) 単細胞と多細胞の分類(従来の分類とは違う)

地球の生命体の源はミトコンドリアとアミノ。

そして、ミトコンドリアを中心とした細胞に、アミノという生命体が寄生してタンパク質という細胞を生み出した。

以上から、細胞の分類は、ミトコンドリア単体の細胞を単細胞、タンパク質と共生する細胞を多細胞と分類する。

(3) 細胞の増殖

ミトコンドリアは、解糖反応で電子を細胞内に取り込み(蓄電)して、小胞子に電子が入り膨張し新しい細胞となる。これが細胞の増殖。

アミノは、細胞内で荷電の違いでアミノ基とカルボシキル基に分かれバランスを保つ。アミノ基は酸化反応で電子を取り込み、カルボシキル基は加水分解で電子を細胞内から吐き出す。つまり、これがタンパク質。

細胞内には、アミノ基とミトコンドリアが共生していて、アミノの酸化反応とミトコンドリアの解糖反応で電子を取り込み、カルボシキル基が加水反応で電子を水として排出する。

細胞内の電子の総量は、一定に保たれていて、余剰の電子は、ミトコンドリアの小胞子内に入り成長、つまり増殖する。

ミトコンドリアの解糖反応による電子の取り込みと、アミノの酸化反応による電子の取り込みは、アミノの方が高いので、アミノが入っている細胞の方が大きい。

(4) ウイルスと細菌について

正常な多細胞よりも酸化反応が強いタンパク質をウイルスであり細菌である。
ウイルスや細菌の酸化反応は強く、小胞子内への電子の供給が早まり、細胞分裂がさかんになる。

体内では、全体で電子の総量が決まっていてバランスを取ろうとする。

ウイルスや細菌による高熱の症状は、感染部位のウイルスや細菌の酸化反応によるものである。

一方、体内の電子の総量を維持するために、その他の正常な多細胞では、酸化反応が下がり、加水分解が強まる。つまり運動機能の低下で、倦怠感として表れる。

(5) 真菌は細胞死を招く

真菌は、単細胞の解糖反応の度合が違うミトコンドリアを内包する細胞をいう。

酸化反応が強いウイルスや細菌を内包する多細胞は、小胞子が電子を吸収し分裂することで、解糖反応で作られる電子を吸収するが、カルボシキル基のように還元反応を持たない単細胞に真菌などが入ると、電子の増加スピードに細胞膜の膨張力が間に合わない。

体内の真菌は、単細胞内の小胞子が破れてしまい、細胞死となる。この死んだ細胞の組織塊が腫瘍であり、これが、地球人のいうがんである。