生命とは酸化還元反応である


(1) 生命エネルギーの根源は電子

生命エネルギーの根源は電子です。

地球人は、電子の概念を間違えたために、宇宙を構成する科学をとんでもない方向に持っていきました。地球人は重力を説明できず、生命も説明できません。

地球人のいう正電荷はこの宇宙には存在しません。元素を構成する素粒子は光子であり、粒子が電子です。

(2) 電子とは (新宇宙概論のおさらい)

電子は、電子と単体としての自由電子と元素と元素を結合する継手としての電子があります。

単体としての自由電子は、電子の密度の高い方から低い方へ流れる性質があります。(地球人のいう磁場のこと)

元素の密度が高い空間では、継手としての電子は、元素と結合する性質があります(化学結合のこと)。

(3) 地球での生命エネルギーとは

地球上の生命エネルギーは、酸化還元反応です。

化合物の継手としての電子という考えから、酸化還元反応は、電子の荷電、放電のことになります。

この電子の移動をエネルギーに転換したものが地球の生命エネルギーです。

(4) 地球上の生命は、葉緑体、アミノ、ミトコンドリアの三種類

地球上の生命は、葉緑体、アミン、ミトコンドリアの三種類です。
葉緑体は、光が二酸化炭素を分解することで放電し、その電子が化学結合の継手となるという循環をします。そして余剰な電子は糖として排出されます。

これに対してミトコンドリアは、化学結合による放電システムを持っていません。ミトコンドリアは、細胞を増殖することで余剰の電子を吸収していきます。

アミノは、荷電したアミノ基と放電したカルボキシル基でタンパク質を形成します。タンパク質は、電子の総量が決定されていて、アミノ基とカルボキシル基の割合が一定になる性質を持っています。(水素イオン指数のこと)

葉緑体とミトコンドリアは、単体の生命として細胞膜を形成するのに対して、アミノはアミノ基とカルボキシル基という2種類の化学化合物で細胞を形成します。

つまり、葉緑体とミトコンドリアは単細胞。タンパク質は多細胞ということになります。(これは、地球人の概念とは異なります。)

(5) プラズマと細胞の増殖

ミトコンドリアは、解糖反応で電子を細胞内に取り込み(蓄電)して、小胞子に電子が入り膨張し新しい細胞となる。これが細胞の増殖。

プラズマとは、閉じられた空間の中に電子がいる状態をいうのであるから、細胞はプラズマといえる。

アミノは、細胞内で荷電の違いでアミノ基とカルボシキル基に分かれバランスを保つ。アミノ基は酸化反応で電子を取り込み、カルボシキル基は加水分解で電子を細胞内から吐き出す。つまり、これがタンパク質。

細胞内には、アミノ基とミトコンドリアが共生していて、アミノの酸化反応とミトコンドリアの解糖反応で電子を取り込み、カルボシキル基が加水反応で電子を水として排出する。

細胞内の電子の総量は、一定に保たれていて、余剰の電子は、ミトコンドリアの小胞子内に入り成長、つまり増殖する。

ミトコンドリアの解糖反応による電子の取り込みと、アミノの酸化反応による電子の取り込みは、アミノの方が高いので、アミノが入っている細胞の方が大きい。

(6) 運動エネルギーの登場

地球上の生命は、まず、硫化水素を還元剤とする藻などの植物が誕生します。そして、光電効果で酸素の割合が増えると、葉緑体による植物が繁殖し、糖の生成され、その糖と酸素でミトコンドリアの単細胞生物が繁殖してきました。

ここに、タンパク質が登場します。そして、タンパク質はミトコンドリアと共生します。ミトコンドリアは、ホウ素を半導体として細胞膜内(プラズマ)の電子を放電し、電流のオンとオフをタンパク質のプラズマに伝達することで運動エネルギーに変換されます。

タンパク質のプラズマの電子と、ミトコンドリアのプラズマの中の電子は、血管や神経などを通る血液でリンクされます。

さらに、ミトコンドリアのプラズマは、「量子もつれ」によってネットワークを形成します。これが意識です。

(7) 肺臓の働きとは

血中のヘモグロビンは、酸素分子と結合する性質を持ち 、肺臓から全身へと酸素を運搬する役割を担っていて、肺臓は空気中の酸素を体内に取り込呼吸器官であるという説は間違いです。なぜなら、血液は海水などのナトリウム液でも代用できるからです。(カントンの犬)

確かに、ヘモグロビンは酸素分子と結合する性質を持っていて酸素を運搬する役目もしています。しかし、運搬するのは、肺臓から心臓までで、心臓で酸素を使い切ります。

心臓は、肺臓からヘモグロビンを介して酸素を取り入れて酸化反応を起こし、加水分解による還元反応を繰り返して、心臓というポンプを動かします。

つまり、肺臓は、心臓の筋肉を構成するタンパク質の酸化反応のための酸素を取り込む器官ということになります。

(8) 従来のヘモグロビンの働きは間違っている

酸素の運搬媒体としてのヘモグロビンは、肺臓から心臓までの短い距離だとすると、動脈と静脈は何を意味するのでしょうか。

まず、酸素と結合したヘモグロビンは、オキシヘモグロビン。水と結合したヘモグロビンをメトヘモグロビン。そして、このメトヘモグロビンは、酵素シトクロムb5レダクターゼによってヘモグロビンに還元されます。

1 酸素+ヘモグロビン=オキシヘモグロビン
2 水 +ヘモグロビン=メトヘモグロビン
3 メトヘモグロビン+シトクロムb5レダクターゼ=ヘモグロビン

肺臓で、酸素と結合したオキシヘモグロビンは、心臓で、アミノ基と酸化反応してヘモグロビンに還元されます。

一方、心臓では
① 酸化したアミノ基は、加水分解でカルボキシル基と水になる。
② この水とヘモグロビンが結合してメトヘモグロビンになる。
③ メトヘモグロビンは、肝臓の中の酵素シトクロムb5レダクターゼによってヘモグロビンに還元される

①と②の酸化還元反応によって、ポンプとしての心臓の運動エネルギーが発生します。

①の化学反応で熱が発生しますが、②の加水分解でその熱は吸収され相殺されます。

メトヘモグロビンは肝臓でヘモグロビンに還元されて、肺臓に入り、そこで、酸素と結合してオキシヘモグロビンとなります。このサイクルで、心臓の運動が持続して、熱が一定に保たれます(体温)。

このヘモグロビンが動脈で、メトヘモグロビンが静脈。メトヘモグロビンは、肝臓で酵素によってヘモグロビンに還元されて動脈となるのです。

これは、従来のの動脈と静脈の説明とは違うものとなります。

従来の動脈と静脈の説明
酸素と結合したヘモグロビンはオキシヘモグロビン(酸素化ヘモグロビン)(oxyhemoglobin)、酸素と結合していないヘモグロビンはデオキシヘモグロビン(還元ヘモグロビン)(deoxyhemoglobin)と呼ばれる。オキシヘモグロビンは鮮赤色で動脈血の色、デオキシヘモグロビンは暗赤色で静脈血の色である。~ヘモグロビンのwikipediaより引用~