since 2012.05.03

日本の原子力発電の現状に対する問題定義

原発推進派と脱原発の意見の相違は、永遠に接点は見出せない。なぜなら、推進派には、原子力発電をどうしても動かさなければならない理由があるのだ。それを、電力とか利権だけに争点を求めるから駄目なのだ。電力は他のエネルギーでも代替がつくのは彼らも承知の上で、原子力発電を稼動させなければならない理由があるのだ。推進派がなりふり構わず原発を稼動する理由、それは、政府や電力会社が発言してきた、嘘や詭弁の中に答えがある。

日本の原子力政策の争点について

■原発を再稼動する真の目的は、電力の供給ではない。
■従って、電力の需給や、発電コストを議論しても無駄だ
■原子力発電は、安全ではないし、維持費などを含めて高コストである
■しかし、濃縮ウラン製造プラントとして原子力発電の存在は合理的である
■濃縮ウラン製造プラントとして考えると、是非の争点は全く違ってくる

濃縮ウラン製造プラントとする疑問点

■何故、原子力発電の燃料を準国産エネルギーとするのか
■六フッ化ウランの転換施設のない日本が、どうしてウラン精鉱を輸入するか
■ウラン濃縮施設のない日本に、どうして六フッ化ウランを輸入するか
■何故、日本国内に劣化ウランが存在するのか

濃縮ウラン事業の現状

■商業用濃縮ウラン事業は、民間企業でカルテルを形成している
■濃縮ウラン生産の技術は、ガス拡散法から遠心分離法が主流となりつつある

日本の電力会社は濃縮ウランが主要事業で電力は付随事業

■ガス拡散法による濃縮ウランの生産には巨大な電力が必要
■米国は遠心分離法に切り替える途上で、ガス拡散は古い設備である
■旧式のガス拡散法を日本に売却し、米国に新設備を投入するのは合理的
■濃縮ウランの生産のための電力は、電力の需給予測には入っていない
■濃縮ウラン生産には、原子力発電の稼動は絶対条件

福島第一原発4号機はミサイルによって爆破された

■4号機は原子炉圧力容器の上蓋が外され、炉内の燃料棒は抜き取られていた
■3号機の水素が共通の排気管を通って4号機に流入し爆発したとするのは無理
■爆発後火災の形跡は見当たらず、爆風による破壊が見受けられる
■それまで静観していた米軍が消火活動に参加したのは何故か。
■化学防護態は爆発前に現場から退避している。爆発を事前に知っていた?

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