第三章 コンピューターウイルスとファイヤーウオール
2 コンピューター・ウィルスとは何か
 さて、ウィルスと一言でいっても、なぜコンピューター・ウィルスが「ウィルス」と呼ばれるのかというと、その動きが自然界のウィルスと非常に似通った動きをするためです。
 まず、何かに寄生して増殖する点。自然界のウィルスと同じように、コンピューター・ウィルスは正常なファイルに寄生する事によって活動しています。この、ウィルスに寄生された状態を「感染」と言います。この「感染」という行為は、ほとんど全てのウィルスが併せ持っています。
 また、潜伏期間のあとに発病してしまうという点も似通っています。

 ウィルスに感染した生物は、すぐに症状が現れるのではなく一定の潜伏期間というものを持っていてその潜伏期間の間に、ウィルスは感染を広げていきます。

 また、潜伏期間のあとに発病してしまうという点も似通っています。

 ウィルスに感染した生物は、すぐに症状が現れるのではなく一定の潜伏期間というものを持っていてその潜伏期間の間に、ウィルスは感染を広げていきます。
 このようにコンピューター・ウィルスも、「感染」はしているのですが症状が現れない「潜伏」というプロセスを持ちます。そして、潜伏状態にあるウィルスは、特定の条件が整ったときに障害を引き起こします。これを「発病」と言います。
 この「発病」の種類によっては、画面にさまざまな効果的なアクションを表示されるものから、ハードドライブのフォーマットをしてしまうなどの非常に破壊的な行動を起こすウィルスまで存在します。
 一般に、コンピューター・ウィルスと呼ばれているプログラム群の他にもマシンに障害を引き起こすプログラムは存在します。これらをすべて、コンピューター・ウィルスと呼ばれているのですが、厳密には、ウィルスとは、意図してその不正プログラムを感染させるかしないかということです。