1 表計算ソフトを方眼紙として表作成を作る。
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私は、表計算ソフトというのは、まず、方眼紙を利用する感覚の、表作成のツールとしての利用を提案しています。これには、セルの幅を狭くして、方眼紙のような使い方をすれば、いろいろなレイアウトに対応できます。具体的には、行動予定表とか、請求書などで、日常生活で表作成をする場面はいくらでもあるはずです。
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方眼紙としての表作成の例
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2 データファイルの活用として、表計算ソフトを使う。
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もう一つは、データーファイルとしての使い方です。具体的には、住所録とか、売上票とかです。これは、先ほども書いたように、CSVファイルといって、カンマで区切られたデーターの保存形式は、テキストエディタでも開くことができます。
CSVファイルは、関数などの機能は保存されませんが、CSVファイルのデーターは、他のソフトとの互換性があり、しかも、テキストエディタで開くことができる軽いファイルなので、メールなどの添付ファイルにも適しています。
インターネットの時代のキーワードは、情報の共有化でありますが、データーファイルも、共有化ということを考えれば、CSVファイルの保存形式は理解しとくべきでしょう。
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表計算でのデーターファイルの利用例
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3 表計算ソフトの関数は、入力支援と計算処理とに分けて使う。
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次に、表計算でよく使われるのが関数ですが、これは、一元的に、数学的な計算処理と考えずに、前者の方眼紙的な使い方では入力支援、後者のデーター管理では、計算処理の関数と使い分けて教えるべきではないでしょうか。
現実的に、入力支援や計算処理などの関数は、カナ漢字変換のように感覚的なキーワードで、関数が選択できるようになっています。
表計算ソフトに関わらず、ソフトの習熟を覚えるのではなく、このソフトで何ができるのかを理解して、利用するにあたっては、ヘルプやインターネットで問題解決を求めるという訓練の方が重要でしょう。
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21世紀のインターネット社会では、情報伝達の速度と壁が取り払われた四次元の情報空間を利用するためにツールとしてのパソコンの操作方法が必要不可欠なのであり、タイピングの速さや速度、また、プログラミングなどの技術が一般市民に必要なのではありません。
まして、一企業のソフトの習熟を国家教育の中で行うなど、自由経済に反する行為であり論外であります
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